保健師管理栄養⼠

ヘルスケアnote

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お酢の健康効果

お酢の健康効果

気温・湿気が⾼い季節になると、何だか気分が上がらないし、⾷欲もない…。そんなときは、「お酢」がおすすめ。この時期にピッタリのさまざまなメリットがあります。

お酢の効果・効能



お酢には防腐・抗菌の働きがあり、⾷品を酢につけたり、野菜や⿂を洗うときに薄めた酢⽔を使うと、細菌の繁殖を抑える効果があります。⾷品がいたみやすい暑い時期には、ぜひ取り⼊れたい調味料です。また、塩味に少量のお酢を加えると塩味の感じ⽅が強くなります。減塩したいときにもおすすめです。

お酢の効果・効能

さらにお酢には、疲労回復の働きがあることをご存じでしょうか。⼈はエネルギー源であるグリコーゲンが少なくなると疲労を感じますが、グリコーゲンの素となる糖分と⼀緒にお酢をとると、グリコーゲンがより効率的に補充され、すばやい疲労回復につながります。お酢には⾷欲増進の効果もあるため、「暑くて⾷欲がない…」というときにも、⾷事をとれずにエネルギー不⾜になるのを防ぐことができます。

お酢を使った料理



酢の物以外に、お酢を使った料理をどのくらい思いつきますか?
ちらし寿司、酢豚、酸辣湯、南蛮漬け、マリネ、ピクルス……。どれも酸味を特徴とした料理です。酢の物、マリネ、ピクルスをメインのおかずにするのは難しいですが、幅広い⾷材を使うことができる調理法なので、野菜の副菜としておすすめです。

マヨネーズにもお酢が⼊っているけれど…?

お酢を使った調味料に、マヨネーズがあります。マヨネーズは、「卵とお酢と油を使ったソース」ですが、市販のマヨネーズに含まれる油の⽐率はなんと約70%。そんなに油を使っているように感じないのは、酸味のおかげかもしれません。脂質が多いので、お酢と同じような感覚で使うとカロリー過多になります。1⽇に⼤さじ1杯くらいを⽬安にしましょう。

「お酢の酸味はきつくて苦⼿…」という⼈は、酸味が少なく柑橘類の⾵味がある「ポン酢」を活⽤しましょう。料理をする時間がとれないときは、冷ややっこにポン酢でOKです。お酢を使った料理を積極的に⾷べて、夏を乗り切りましょう!