保健師だより

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ドライマウス

ドライマウス

「唾液の量が減った」「⼝が乾く」などの症状はありませんか? いわゆるドライマウス(⼝腔乾燥症)は、40代以降に多く⾒られる症状で、特に⼥性に多いといわれている⼝のトラブルです。

ドライマウスの症状



ドライマウスの症状
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    ⼝が乾いてしゃべりづらい

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    ⾷べ物が飲み込みにくい

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    パンのような乾燥した⾷べ物が⾷べにくい

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    味覚を感じにくい

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    ⼝の中に常に不快感がある

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    ⼝の中がネバネバする

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    ⼝臭が気になる

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    ⾍⻭や⻭周病の悪化

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    義⻭で⼝の中が傷つきやすい

唾液は1⽇あたり1〜1.5L分泌されるといわれており、⻭や⼝の中を保護したり、⾍⻭を予防したりするなどさまざまな働きをしています。ところが、何らかの原因によって唾液の分泌量が減ってしまうと、普段の⽣活に⽀障が⽣じたり、⼝の中の⾃浄作⽤や抗菌作⽤が弱まって⼝臭や⾍⻭、⻭周病を起こしやすくなったりしてしまいます。

ドライマウスの原因



ドライマウスの原因

加齢

年齢とともに唾液の分泌量は減少します。

薬の副作⽤

潰瘍治療薬、降圧薬、利尿薬、抗うつ薬、睡眠薬などには、唾液の分泌を抑える作⽤があります。

糖尿病

⾼⾎糖状態から糖を含んだ尿が⼤量に排出されると、体内の⽔分が失われ、ドライマウスにつながるといわれています。

シェーグレン症候群

⾃⼰免疫による疾患で体を守る免疫機能に異常が起こり、⼝や⽬が乾燥します。

ストレス

ストレスや緊張によって交感神経が刺激され、唾液の分泌が抑制されます。

⼝呼吸

唾液が蒸発することで⼝の中が乾燥します。

やわらかいものを⾷べることが多い

噛む回数が減り、顎や⾆の筋⾁が衰えて唾液の分泌量が低下します。

多量飲酒の習慣化

アルコールの利尿作⽤により、体内の⽔分量が減って、⼝の中が乾きやすくなります。

更年期障害

⼥性ホルモンのバランスが崩れると、⼝の中が乾きやすくなることがあります。

セルフケアの⽅法



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    シュガーレスやキシリトール配合のガムを嚙むなど噛む回数を増やし、唾液の分泌を促す

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    こまめに⽔分補給を⾏う

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    室内が乾燥しないように加湿器などを使⽤する

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    飲酒やカフェインの摂取を控える

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    ⼝腔ケア⽤の保湿ジェルや保湿スプレーを使⽤する

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    唾液腺をマッサージする

    ⽿下腺(じかせん)
    親指以外の指を⽿の前、上の奥⻭のあたりに当て、後ろから前に円を描く

    顎下腺(がくかせん)
    親指を顎⾻の内側のやわらかい部分に当て、⽿の下から顎の下までを順番に押す

    ⾆下腺(ぜっかせん)
    両⼿の親指をそろえて、顎の下から軽く押す

ドライマウスの症状緩和のためには、マッサージや保湿剤などのセルフケアが有効とされています。ただし、思わぬ疾患が原因となっていることがあるため、急激に唾液が出なくなった、⼝の中の乾燥がひどい、痛みなどの症状がある場合は、早めにかかりつけの医師や⻭科医師に相談しましょう。